2009年7月 実施農家が集い、雑誌編集局との対談(文責 参加者)
<座談会>スリーエフ農法は波動農法)
参加者 藤野順弘 飯塚正和 伊藤秀幸 浅野保
淀川成也 小澤 与嶋靖智 編集部
体によい作物づくり
編集局
本日は、スリーエフ農法を実践していらっしゃる方々にお集まりいただきました。皆さんはどのような作物を、どんな方法で作っているのですか?
藤野
人参とか胡瓜とか、豆とか、作る物は普通の野菜ですが、作り方が全く違うんです。その結果、収穫する量や中身も随分違ってきます。
作物の根は、菌(土壌菌)との共同作業で作られているので、菌が増えると根が強く出ます。このことは、一般的にまだ知られていないことですが、菌によって出る根が全部違う。
味をよくするのは、細い根です。細かい根細かい根がミネラルを集めます。土が悪いと、ガスでやられて細かい根はでません。
つまり、根っこは土中の微生物と共同作業だから、どういう微生物がそこにいるかで、根の出方が変わるわけです。
ふつう、作物というのは、植えれば、茎が土の上にずっと長く伸びる。でも、根が伸びるより先に上が伸びたら、倒れてしまうでしょう。
だから私たちのは、先に根が伸びる。植えてから1週間も知らん顔している。そうすると、作物は伸びたい、伸びたいとなってくるわけ。
スリーエフ農法は、一般的な作り方じゃないから、皆さん心配してしまうのですが、根が弱くて伸びないのと、根が強くて伸びないのでは全く違うんですよ。
根が弱いと、急に日に照らされたりすれば葉がしおれてしまう。でも、根が強く伸びていれば、作物は平然としています。
編集局
強い根っこが強い作物をつくるわけですね。
藤野
特に、今年はすごいですよ。大量に菌をいれた土をつくってくれるところができたのです。その土でできる作物は、他の作物と全く違います。これからどんな結果がでるか、本当に楽しみですね。
編集局
どんなふうに違うのでしょうね。
藤野
そこの土に植えてから2ヶ月くらいすると、食べた人のいろいろな病気などに対応できる「全能の野菜」ができるでしょう。今のように、「おいしい、安全」というだけでなくて、人の健康に一役買う作物作りをして、野菜などの価値を高めるのが、私共の農法です。
今、農家さんが米や野菜をつくっても、収入はあまりない。この状況をそのままにして、何の解決策も示さなければ、いくら若い人を集めても研修しても続きません。
ですから、本当の意味での解決策をもって、新たに農業をやる必要があるのです。私どもは、やっと完璧な土作りができました。
与嶋
スリーエフ農法をはじめると、いろんな感動がありますよ。よく分からない事も多いですが(笑)。これまでのやり方、考え方とは、全く違うものですから。
野菜の水が記憶する。
編集局
皆さんは、どういうことからスリーエフ農法を始められたのですか?
伊藤
私は北海道の女満別で農業をしていますが、最初に藤野さんにお会いして学習会を開いてから、今年でちょうど10周年を迎えます。
藤野
私が「どういうふうに気がつけば幸せになるか」ということを一人の方に話したら、だんだん人数がふえていったんですよ。北海道から宮古島まで定期的に行ってましたね。
編集局
全国にお仲間はどのくらいですか?
藤野
25〜26箇所ですね。要するに、我々の人生が、いかに「嬉しい、楽しい、ありがたい」生きかたをするか、という事だけなのね。でも、これは、社会につながるところであり、農家には一番大事な必要なものです。「うれしい、たのしい、ありがたい」と農家さんが思えば、野菜の水がそれを覚えるし、食べた人が、その考え方に同調しますからね。不思議でしょ。
編集局
伊藤さんは何を作っているのですか。
伊藤
ジャガイモ、トウモロコシ、カボチャ、豆、玉ねぎ。ハウスもちょっとやってます。
私、植物に「10品目作りなさい」と言われたんです。近くにいくと、「なんか言っているなぁ」って感じです。しかも、先の先まで読んでいますね。10種類作りなさいと言われて作れることは、僕らにとってはすごいことなんです。
無肥料無農薬で!
編集局
原則的には、従来の農業とは違うわけですね。
藤野
全く違うから、作物も全く違うものができます。肥料も農薬も全く要りません。元素転換ですから。
虫は本来、餌を食べに来るわけです。私共の畑には餌が無いわけですから、虫がきたときは「気がつきなさい」という「お知らせ」になる。
有機栽培は、化学肥料よりはいいですが、窒素をつかうじゃないですか。窒素を使えばエサが残りますね。
作物は窒素を吸い光合成が不足すると作物に残り、硝酸塩として人の体内に入ります。すると体内のアミノ酸と一緒になって、ニトロソアミンというガンをつくる有力物質になります。
ある方が、「今の野菜は食べれば食べるほどよいとされているが、それは間違いである。野菜を食べる人ほど、硝酸塩によって脾臓が劣化し、糖尿病になってしまう」とFAXしてきました。有機栽培は肥料を使っているからです。
植物で未病は治せる
藤野
伊藤さんの小豆を食べると、胆のう の未病がよくなります。健康と病気の間である未病は、体に発信する。胆のうの場合は、股関節に出る。股関節がおかしくなった人に伊藤さんの小豆を食べさせると、胆のうはよくなりますね。
高血圧には、飯塚さんの胡瓜がいいですね。野菜が未病を治すんです。体のあちこちが悪いのは全部未病のお知らせです。
これからのスリーエフ農法の野菜は、おそらく、病気や痛みが目に見えてよくなるものが出てきますよ。一般の皆さんの、野菜に対する認識が低すぎます。だって、野菜が人間の心と体を造っているのですから。
伊藤
うちの家内に聞いたんですけど、蒔いた種と違う豆が土の中からでてきて、「私を世の中に広めてください」と言ってたそうです。
藤野
この方は野菜と話が出来るんですよ。妖精さんとか。
伊藤
見えはしないんですけど、聞こえるというか。手を怪我したときなどは、毎朝畑に行って、その日の作業を妖精さんに聞いたりしました。とにかく不思議な世界にとりこまれたようで(笑)。
藤野
私の話はよく、不思議ワールドと言われます。不思議なことが起こって、都合のいいように物事がまわっていくからですね。いつだったか川津雄介さんがやっていたオーリングがきっかけで、それからキルリアン写真やフーチなどに興味をもつようになった。それからですね。
我欲をもっては駄目。いかに人に喜んでもらうか、ですね。
きゅうり無農薬10年
飯塚
私は茨城できゅうりをつくっていますが、野菜の中で、きゅうりほど作り方が難しいものはないですね。私は3年も上半身裸で作業していたものだから、病気予防のために服を着ることが本当に苦痛でした。
同業者がきて、こういうことして健康に影響がないか、大丈夫か、と心配してくれる人もいたくらいです。
でも、歯医者と目医者くらいで、医者にはほとんどかからず、20年間、家内ときゅうりを作ってきました。
藤野
飯塚さんは、もう10年使っていませんね。肥料も堆肥も。東京青果市場の部長が、勉強会で「農薬をつかわないきゅうりができるわけがない。あったらみせてくれませんか」と言ったほどです。
それほど業界では、あるはずのない出来事なのです。
飯塚
毎週5キロ、私のきゅうりを食べて、糖尿病が良くなった人がいます。このことは他の人たちには全く信用されなかったのですが、福島であった発表会で話すと、やっと分かってもらえましたね(笑)。そういう例は他にもあって、食物が健康には一番大事です。
理想の無農薬に挑戦
与嶋
岐阜県高山市で農業を始めたのは10年くらい前。スリーエフ農法は5年前から始めました。今私は34歳ですが、無農薬の農業を志してからは波乱万丈でした。志は高くても、結果は全くめちゃくちゃで、作物ができないのです。
そんなとき、ある自然食のお店で伊藤さんの人参をとることがありましてね。しかも、その人参が肥料も農薬も使っていない事を知ると、ものすごく感激して、この農法は何だ!と、すぐ藤野商店に問い合わせをしたのです。
はじめは社長の話が全く信じられなかったけれども、「やります!」といいました。(笑)
私が農家に生まれ、農村で暮らしていく中で、地域がどんどん疲弊し荒れていくのを見て、すごく辛い思いをしています。だからこそ、自分がこの地域で農業をしていきたいのだ、という強い思いがありました。
そこで、藤野社長がおっしゃる「農業が変わらなければいけない。作物が人を変えていくんだ。農業が根本にあるのだ」
という言葉に、自分が農業をこころざしたときの思いとおなじものを感じました。
編集局
で、今は何を作っているのですか?
与嶋
トマト、ナス、きゅうり、ゴーヤなどなど、色いろです。
藤野
最初は、土のレベルが低いから、3年経たないとうちの農法はできない、と言ったんです。波動を調べれば分かりますから。
でも、与嶋さんの土地にはとんでもないものができる。心臓をよくする人参とか、小さいですが、エネルギーがあって、その苗に与嶋さんの心が反映した作物なのね。
一般に売れるような大きさじゃない。特別に売るために、作物は小さくできるのです。
心臓がよくなった、というお礼の手紙がきますからね。
与嶋
おかげで、農業をやめることなく続けられる事がすごく嬉しい。
藤野
一般農家は、売れる作物がたくさんとれて、売り上げがあがることが目標なので、簡単に達成できるよう、農薬や肥料を使うわけですね。
だから無肥料、無農薬で簡単に「もっと」いい物がとれたらと誰もが思うでしょう。でも、「もっと」という欲があったら駄目ですね。
欲をもたずに増収したらな、肥料を使うより、3割から5割はとれることが実現したときに、うちの農法は広がるかな、と思っています。
嬉しいファックスがくる
浅野
私は熊本市で、12年くらい農業を続けています。藤野さんと出会った頃は、ぼかし肥料を使っていましたが、それだけでは、虫もいなくなりません。それで、ある日突然、無肥料に変わり、それから、私たちの苦労がはじまったのです。
はじめは、家族の理解も必要だったものですから、いきなり全部ならできないなぁ、ということで、少しづつスリーエフ農法に変えていきました。今考えると、自分は金のことを考えたりするダメ人間だったものですから、どんどん野菜が枯れていくのです。
失敗したわけですが、あるお客さんから「失敗は経験ですよ」といわれて楽になりました。心が楽になっていくと、野菜が応えてくれるようになったんです。
最近はお客様からありがたいFAXばかりくるようになって。なんか不思議だなぁ、と思っています。産実も、ずっとひきこもりの息子さんが、うちの野菜をたくさん食べるようになってから、ある日突然、アルバイトにいくようになった、との知らせがきました。
これからは、皆でつくる未来の農法ですね。まずは、家族が幸せにならないといけない、と思いますね。
編集局
淀川さんは、何を作っているんですか。
淀川
私は熊本県の球磨郡で、トマトと8種類のミックスリーフなどを作っています。それが今度花粉症に効果が出るようになったんです。
葉野菜です。これで歯ぎしりがなおっちゃった人がいるので、なんかうれしいですよね。私も歯ぎしりするんですよ。長男は喘息ですし、家内は花粉症です。
家にある作物を食べると、よそ様の病気は治るんですが、自分には全然効かないんです。私の脚がすごく腫れたときには、藤野さんに「これ何ですか」と聞いて、「心臓の未病です」と言われて、エネルギーを入れてもらうのです。
すると、二日目には脚が収縮します。それで、与嶋君の人参を絞って飲むと、心臓の具合がよくなってくるんです。
私は自分の体を使って、皆さんの作物に効果があることを証明しているんですよ。こんなに確信をもって言える事はないですね。
■FF農法は、宇宙エネルギー、光、水、土と自然の微生物とで作物を作り、それを栽培する農家は全てに感謝し、大自然と協調し、収穫物は身体を温め、心軽く元気になり、上薬たる野菜作りを目指します。
■食は人の心と身体を創ります■
此の農法を始めますと、作物は聞くと返事をし、鳥は日陰のミカンを食べ、猪や鹿は田の畔を歩き、作物を避けて通ります。又食べた人は身体と心が温まり、元気になります。