それにはまず、農家さんに「嬉しい、楽しい、有難い」の生き方になっていただくことです。この生き方は難しいことではなく、ごく簡単で、「あること」に気付くだけ、そうなりたいと思っていると必ずなれるものです。
本来、この世の中は難しいことは必要なく、簡単なことが原則のようです。いままでの人々は、それがあまり簡単すぎて気付かずに、難しく取り組み過ぎたのではないかと思います。
「嬉しい、楽しい、有難い」生き方になりますと、物事の流れが変わります。たとえ台風が来ていても、外を歩くときには傘をささなくてもよい状態になっているような体験をされている方が、いまでは1人2人ではなく、多数いらっしゃいます。
そうなりますと、不安、心配を持たない→起きない→良いことばかり、と「思うことは叶う」という、宇宙の法則が目に見えるようになります。こうなるとしめたものです。
この生き方をはじめた農家さんの作る作物は、農家さんの「嬉しい、楽しい、有難い」の波動に同調した、波動も高く、上薬たる作物のはずですから、食べた人もその作物の波動に同調し、身体も心も健康になる、食べる人が増える、結果、世の中が変わる、良くなる、となります。
現在、世の中のほとんどの人々が慢性疲労症候群であり、心のレベルも下がっています。多くの人々が自分を守るあまりに我欲になりがちです。人は未病で心も未病です。
病気や未病の人が波動の高い上薬たる作物を食べ始めますと、身も心もどんどん健康(プラスのレベル)になっていきます。そうなりますと、自然と自分が大事だから他人も大事となり(ただし、自分はさておき、人のために、という自己犠牲はありません)自分が思いやりや喜びを頂くと喜ばしいから、他人の喜びに役立ちたいという、「人の基本」に立ち戻ります。
こうして心のレベルが上がれば上がるほど心は楽になります。これらのことに気付いた人々は、より高きを求めます。それに応えるためには、心のレベルのより一層の高さが求められます。ですから、農業ほど心のレベルの高さを要求される職業はないでしょう。
「私は心も身体もひどく落ち込んでいましたが、送っていただいたお野菜を食べ続けていましたところ、いまでは心身共に元気に、そして楽になりました。お野菜さんに本当に感謝です」、とのお便りを頂きました。
まず、作物の病気や虫の原因を無くす事です。それは作物を肥料の力でとるのではなく土の力でとることです。それには土作りです。圃場はアルカリにするのがよいでしょう。
病原菌の働きが不活発になります。ただし、石灰は不可です。というのは、使っていますとどうしても土が固くなり、養分の吸収阻害を起こすのです。
そして、土作りはまず圃場の土中から未熟物を無くします。有機肥料や堆肥を投入していますと、完熟のものを使っていれば別ですが、土の中にどうしても未熟な有機物が残ってしまいます。
それから出る有機性の未熟ガスが根を傷めたり、ピシウムやフザリウムや根こぶの原因となるらしいので、これを無くす方向に持っていく必要があります。それには、嫌気性の菌を使い、適切な改良材を使って土作りをすることです。
ただし、ここで大事なことは、土の消化力以上には改良材を施さないように注意しなければなりません。そうしますと、投入量は一般的に
へ_(最初は多くなり、次第に減る) のようなカーブになります。最初は土の消化量が少ないためで、少しづつ土の力が増すので、だんだん投入量が増えていき、ピークを過ぎると投入量が次第に減り、やがて消費量のみの投入量でよくなります。
また、肥料の必要量は暫時減少します。土がよくなるに伴って、施肥料は徐々に減るようになります。そして最終的には無肥料の可能性もあるでしょう。
肥料の力に頼っていますと、どうしても作物が過剰に肥料を吸収し、その過剰窒素は残り、それが虫や病原菌のエサとなるので、農薬の必要性が出てきてしまいます。
そして、菌体のレベルでは、浄菌型以上の土にすることであり、作物に判断力を持たすことです。そうすると、作物は葉水を持たなくなります。
作物は天候を知っていますから、必要以上の水分、養分は吸わなくなりますので、朝葉水は持たなくなります(葉水は人でいうと飲み過ぎ、食べすぎなのです)。
ただ、作物も疲れたりすると、判断力が無くなりますので、その点に気を付ければよいでしょう。常時芯の色が濃くなる時を見ていて、遅くても11時頃より(北関東の冬場のハウスで)濃くなれば間違いないでしょう。
朝から濃いとか、濃くなる時間が遅くなってきたり、その都度対処すればよいでしょう。その時に、リーダー(作物の)に必要なものを聞いて対処すれば楽でしょう(ただしリーダー交替の事態には気を付けることが大切です)。また、圃場のエネルギーを上げて、虫や病気の入りづらい環境にするのもひとつでしょう。
ということで、無農薬栽培は、圃場の土を健康にし、根からの病気の原因を無くし、極力作物に病虫害のエサ(虫・・・アンモニア態窒素、病原菌・・・硝酸態窒素)を無くし、環境を良くして、達成できるのではないでしょうか。虫・病原菌のエサとなる過剰窒素は、人間の身体に入ると身体を悪くするので、そのために代わりに作物を食べに来るのだそうです。
【追記】 キャベツ農家さんから、無農薬で栽培するようになったら、身体も心も本当に楽になった。鳥もあちこちとつかずに、決まったキャベツだけをつつくので、鳥害も少なくなって、ほんとうによかった、との報告がありました。
12.これからは病気は未病のうちに
病気になりたくない、という思いは誰しも同じではないでしょうか。東洋の医学では病気になる前に「未病」という段階があり、この未病のときに治してしまうのが本来の医者とされているそうです。
漢方医は未病の段階で治すのが本当で、診てあげている方が病気になったら「手をついてあやまりなさい」と言われたそうです。
一方、西洋医学では一方的に病気か健康かのどちらか、というくくり方をされます。
ここで、波動の理論を応用しますと、健康体から未病の状態を経て病気に至るという過程が実に明解になります。波動とは「波動時代の序幕」の著者の江本勝氏によって紹介されておりますが、MRA波動測定器によると、人間の波動数値は+21〜−21の幅で表わされ、健康な人は+13〜+14にあたり、これが下がって−21で死に至ることになります。
ですから、段々活動数値が下がっていてゼロから病気と診断下されるまでの間が未病ということになります。
「何か体の調子がおかしい」「具合が今ひとつ」というような自覚症状はあっても、医者に行くと「何ともない」〜病名は付かない状態〜が病気の手前で未病の最後の段階であり、ここで判ったのは、身体は未病になるとそれなりの発信をしはじめる、という事です。
例えば、腸が未病になるとヒザが痛くなる、胆のうが未病になると股関節に異和感を覚える、吐き気、目まいは何箇所(複数)の未病の発信、等々です。
そして、未病と判ったとき、これを治す方法として、次のことが挙げられます。
@上薬たる野菜を食べる(病気を治す力も有り)
中国では本来、野菜は上薬とされ(波動値でいうと+15〜+16のレベル)、薬は下薬とされていた。健康な人の波動値+13〜+14よりも高い波動値を持つ野菜を食べることにより、身体が高波動の野菜に同調し、本来の健康体に戻れる。
A形態のエネルギーを使う
形態によっては固有のエネルギーを発することが知られている。例えば水の味を変える図形、金属を輝かせる図形等々だが、病気を良くするエネルギーを発する図形を使う。
B気のエネルギーを使う
特に強い気の力を持っている人は病気を治せる場合もあるそうです。ABについては、身体には、気分を良くする、各臓器を良くする等各々につながっているエネルギーのつぼ(例えば、気分の落ち込みは左こめかみ、肝臓は右肩、腎臓は左肩など)があります。そこに病気を良くするエネルギーをもつシールを貼るなり、直接・間接にエネルギーを入れるなりすることによって、未病は改善されていくのです。
まず農家に自覚していただきたいことは、「今の世の中を変えるのは農業である」ということです。 本来の農業は、それだけの力を持っています。まずは「嬉しい、楽しい、有難い」という生き方になっていただきたい。これは全然難しいことではありません。あることに気づくだけでよいのです。 (→つづきを読む)
これからの作物づくりは、人に良い物(心と身体に)を作る人ほど、
また 欲のない(使わない)人ほど増収します。〜奇跡の時代の始まりです〜
■概 略■
1〜23)